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原発問題:みんなの党 [政治]

みんなの党のある候補に直接話を聞いた。
原発問題について聞いてみた。

渡辺代表は地元が事故現場に近いこともあって、危機感を強く持っているという話だった。
東北だけでなく、北関東の汚染はところによっては深刻で、
家畜にも相当のベクレル数の検出があったとのことである。
廃炉費用の問題、対経済的な損失については
実は廃炉処理自体は安上がりになるという。ガラス化して処理すれば相当安いらしい。
処理場は一カ所でなく複数に貯蔵すべきだと言う話だった。
福島については福島の居住エリア、放射能被災エリアのすみわけも検討すべきだということだ。
原発に関する交付金を原発廃炉に要する管理費用を地域に払えば原発がなくなって
経済破綻ということはないという。
この候補者は石棺化も選択肢だと考えているらしい。

ちなみにここで「相当」という言葉を使った部分はケタはずれな数字である。
ベクレル数は安全基準を何倍も超えているし、処理費用は何千億円単位である。
候補者のあげあしにならぬよう伏せておこう。

この質問に応えてくれた候補者には失礼ながら理想部分を省いたとしても
賛同できるところ、怒るところはたくさんあった。

まず彼の話が本当なら北関東の汚染が公表されないのはなぜだ?
食品からさえ出なければ、食品さえ安全で、風評被害さえ出なければいいのか。
観光地に人さえ来ればいいのか、という問題。
住人はどうなっているのか。
家畜に蓄積して、それ以外の動物に蓄積しないという証拠はまだない。
東北の子供にがん患者が出たという噂は絶えることはないし、
もしその子供や家族が風評被害の為に押し黙らざるを得ないのだとしたら
もはや国家の体をなしていない。
国家は国民の安全を守ることが第一の仕事だからだ。
いつから守銭奴が国の仕事になったのか。
経済は大事なものであるが、その仕事より重要ではない。

処理の問題は私はやはり汚染地域に作らざるを得ないと考えている。
彼のように分散化するのはもはや無理だと思う。
受入先がないから進まない。野積みにしておく方が危険だ。

汚染地域にはもう危険だから住めないと宣言した方がいいと思う。
前は美しい自然があったが、今生きている人がいる間にはもう取り戻せない。
そろそろ宣言すべきだと思う。
その中で管理施設を作るしかない。
辛い選択だが、やむを得ない。
原子力を受け入れて、失敗したらこうなる、という見本だ。
はっきりと汚染調査、汚染管理地域を定めて、早急に
賠償を行う。それしかない。
東京電力は福島、近隣県の全汚染地域を買う財力はないから
経営なんて絶対にできないのだ。

廃炉費用が本当に安いならすぐにすべきだ。
そこは私たちには検証できないから信じるかそうでないかしかない。

結局は原発事故は何にも片付いていない。
今年になってもタラからもキノコからも家畜からも高レベルで売れないものが出てきているのだ。
海も山も飼育されたものも侵されているということだ。
これは風評ではない。
果たして仮に人間の肉を切り身にして売った時、本当に
放射能が検出されないのかどうかさえ疑わしいものだ。

片づけられないものは買うな、というのは整理整頓の基本である。
さらに言うなら、使えない上に片づけられないものは
優先順位では「捨てる」モノのリストナンバーワンである。

投資の世界にもストップ・オーダー・ロスで損失を最小限にすることが堅実だと言う
説は古くからある。株価が急落してもその企業から落ちてくる配当金があるからと
しがみついたり、持合いがあるからとか、関連企業に波及するから、
という理論は全く経済学的でない。捨てる企業は捨てるべきだ。
経済界は経済の仕組みを否定している。「勝ち組になるのだ。負ければ退場だ」
ということを金言に人々を扇動してきた方々の言葉とは思えない。
いいようによっては財界は経済理論否定の左傾主義かとさえ思う。

原発は反対。
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